FUJIFILM Wako

将来の成長エンジンを創造し自社ブランドの商品を拡充する

ファインケミカル分野における将来の成長エンジンを創造する。これが化成品開発部のミッションです。
当社の化成品事業は、有機合成技術を強みとし、さまざまな企業から機能性材料の製造受託をしています。その一方、ポリマー製造に欠かせない重合開始剤や、半導体製造に用いられるプロセス洗浄剤、医薬化粧品原料など、自社独自の商品も保有し、その比率は、現在のところ受託製造が6割、自社商品が4割といったところです。今後、この比率を少なくとも半々にし、景気の変動に影響を受けないよう企業体質を強化し、産業の発展に貢献できる新技術・新製品を開発することが、開発部の目指すところです。

5つの部門に分かれより高度な研究開発を推進

開発部は5つのグループで構成されています。東京本店を拠点とする戦略グループは新製品のプロモーション、マーケティング等を行うとともに、これまでの化成品事業にはない新しい事業の形を考える部署です。
開発1グループは、機能性ポリマーの研究開発を行う部隊。液晶ディスプレイ関連材料や、二次電池材料等に用いられるポリマー材料の開発を進めており、革新的な成果がいくつか現われ始めています。
開発2グループは、半導体プロセスの洗浄剤の開発に取り組んでいます。技術革新がめまぐるしい分野だけに、洗浄剤にも新たな機能を求める声が止むことはなく、それに応えられる製品の開発に邁進しているところです。
2つのグループが開発した製品の量産化に取り組むのが開発3グループ。2016年9月、大分分工場に全自動で洗浄剤を製造する生産設備を稼動させますが、この立ち上げには開発3グループが大きく関わっています。
そして、もう一つのグループは、「開発4グループ」ではなく、「開発ゼログループ」と我々は呼んでいます。ゼロから何かを生み出してほしいとの願いを込めたもので、中長期的な視野に立ち、事業の新たな柱となりうる製品や技術の開発を進めています。

「研究開発では遊び心が不可欠。その創意工夫が思いもよらないアイデアを呼び寄せるのです。」

大学とのコラボレーションを通して最新の知見を吸収

次世代を見据えた研究だけに、最先端の知見が欠かせませんし、実験の結果を評価するには、高度な分析装置が必要となる場面も少なくありません。そこで従来から大学や公的研究機関と共同で研究することにより、各研究者のアイデアと当社の開発力を組み合せて成果を目指す動きも行っています。幸いなことに、試薬分野での当社のブランド力は力強く、すでに各研究者の方々と良好な関係が築くことができています。2014年4月に試薬事業部と化成品事業部が合併したことで、化成品開発部としてもそのネットワークを活用できる機会が広がり、試薬事業関係者と活発に意見交換しているところです。

より最終製品に近いところでのビジネス実現を目指す

研究開発の最終的な目的は、魅力的な製品を世に送り出して社会に貢献し、新規に事業化して当社の存在感を高めることにあります。その実現に向けて、化成品開発部では、より一歩最終製品に近いところでビジネスを実現する製品開発も戦略目標の一つに掲げています。
つまり、ポリマー材料等はさらに添加剤等を配合することで付加価値を高め、さらに川下にビジネス展開することで従来よりも大きな事業規模を確保するような事業展開も検討しています。さらに、従来、化粧品原料として使用していたポリマー材料をまったく異なる用途に展開することも検討しています。和光純薬の技術プラットフォームを利用して、より多くの分野で技術力向上に寄与して、いかに社会貢献していくかが今後の化成品開発部に課せられた使命です。

「魅力的な製品を開発して、新規事業化することを目指しています。」