CRISPR/Cas9による遺伝子改変動物作製

2013年に登場した『CRISPR/Casシステム』は、哺乳培養細胞やあらゆる動物のゲノムを編集できるシステムとして、瞬く間にライフサイエンスの中心技術となりました。短期間の内に遺伝子変異モデル動物を作製できます。またこれまで作製することが非常に困難であったラット等の動物種にも利用できます。
特殊免疫研究所ではBroad InstituteよりCRISPR/Cas9システムの使用ライセンスを所得しています。

特長
● ノックアウト/ノックイン動物作製可能● 塩基置換モデル動物が作成可能
● マウスのほかラットにも対応
納期
■納期 3 ヶ月作製事例
一塩基置換ノックインラット作製実験条件
ラット系統 Wistar系
標的遺伝子 ROSA
注入条件 Cas9mRNA/gRNA/ssODN
100/50/100(ng/μL)
受精卵細胞質注入


遺伝型解析 ssODNとして導入した制限酵素
サイトを利用
PCRスクリーニング
実験結果 変異体取得35 匹中 12 匹(移植胚あたりで約10 %)
ノックイン個体10 匹(●) そのうち2 匹がホモ変異体(●)
遺伝子変異 indelタイプ作製(標準作業 Basicプラン:遺伝子変異個体納品)

遺伝子変異 塩基置換モデル作製(標準作業 Basicプラン:遺伝子変異個体納品)

掲載されている試薬は、試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。 |