神経幹細胞培養用無血清培地
KBM Neural Stem Cell シリーズ

本製品は神経幹細胞及び神経細胞を用いた研究・開発で広く用いられているニューロスフェア法に適したケミカリーディファインドな無血清培地です。マウス胎児脳由来、ヒトiPS細胞由来の神経幹細胞の培養に使用できることを確認しています。
KBM Neural Stem CellにKBM Neural Stem Cell Supplementを添加して浮遊培養することで、ニューロスフェアの状態で神経幹細胞を培養することができます。またKBM Neural Stem CellにSupplementを加えずにニューロスフェアを接着培養することにより神経細胞への分化誘導も可能です。
マウス胎児脳由来神経幹細胞培養例
KBM Neural Stem Cell+KBM Neural Stem Cell Supplement を用いて、マウス胎児脳由来神経幹細胞の継代培養を行った。
4継代の培養期間中に大きな Population doubling time(PDT)の低下は認められず、良好な増殖を示した。
<培養条件>
細胞:マウス胎児脳由来神経幹細胞
培地:KBM Neural Stem Cell + KBM Neural Stem Cell Supplement
容器:細胞培養用6穴プレート(Corning 3471 Ultra Low Attachment)
培養:1×105cells/mLで播種し、37℃・5%CO2 環境下で静置培養、5日間隔で継代
マウス胎児脳由来神経幹細胞分化誘導例
KBM Neural Stem Cell+KBM Neural Stem Cell Supplementを用いて培養したニューロスフェアを、KBM Neural Stem Cell単独に切り換え、ポリ-L-オルニチンコーティングしたカルチャーカバーガラス上で5日間接着培養した。
ニューロンのマーカーであるβ-Tubulin V(緑)、アストロサイトのマーカーであるGFAP(青)、オリゴデンドロサイトのマーカーであるCNPase(赤)の発現から、3種類の神経細胞に分化したことが確認できた。
<培養条件>
細胞:マウス胎児脳由来神経幹細胞
培地:KBM Neural Stem Cell
容器:カルチャーカーバーガラス(ポリ-L-オルニチンコーティング)
培養:ニューロスフェア播種後、37℃・5%CO2環境下で5日間培養
β-Tubulin V : ニューロンのマーカー
GFAP : アストロサイトのマーカー
CNPase : オリゴデンドロサイトのマーカー
価格表
コードNo. | メーカーコード | 品 名 | 容 量 | 希望納入価格(円) |
---|---|---|---|---|
631-30985 | 16050100 | KBM Neural Stem Cell | 500mL | 20,000 |
636-30991 | 16050200 | KBM Neural Stem Cell Kit | 1 Kit | 28,500 |
633-31001 | 16050300 | KBM Neural Stem Cell Supplement | 1mL | 10,000 |
掲載されている試薬は、試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。 |