和光純薬工業株式会社試薬 [Laboratory Chemicals] 試験研究用試薬・抗体の製造販売および各種受託サービス
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microRNAとAgoサブファミリータンパク質

microRNAは約22塩基からなる小分子ノンコーディングRNAの1種で、遺伝子発現を転写後レベルで制御するガイド分子として機能し、様々な生体機能を担っていることが報告されています(Ref.1)。ヒトやマウスでは1,000種類以上のmicroRNAがコードされていると考えられており、近年、新規microRNAの機能解明や疾患に関連するmicroRNAの探索など世界中で盛んに研究が進められています。また、細胞内だけでなく血液などの体液中にmicroRNAが存在することが報告され、がんなど疾患の臨床診断マーカー分子としても注目を集めています(Ref.2)。

microRNAは細胞中で複数のステップを介して成熟化し、RNA-induced silencing complex(RISC)と呼ばれるタンパク質複合体の主要構成因子であるAgoサブファミリータンパク質と結合した後、標的mRNAと結合してmRNAを分解、あるいは翻訳を抑制することで遺伝子発現を制御しています(図1)(Ref.3,4,5)。AgoサブファミリーはPAZドメインとPIWIドメインを有することを特徴とする一群のタンパク質で(図2)、ヒトでは4種類(hAgo1-hAgo4)存在し、それぞれ発現量は異なるがユビキタスに発現しています(図3)(Ref.6)。その中で発現量が最も多いのはAgo2であり、おもに細胞質に局在していることが知られており(図4)、唯一標的RNAを切断するSlicer活性を有しているため、microRNAパスウェイにおいて中心的な役割を担っていると考えられています(Ref.7, 8, 9,10,11,12,13)。これらのAgoタンパク質に対する抗体を用いた免疫沈降法により、RISCにトラップされているmicroRNAやmicroRNAの標的になっているmRNAを回収できることがわかり、microRNAの多彩な機能の解明に必須の方法論となりつつあります(Ref.14,15,16,17,18,19, 20, 21)。

弊社ではヒトとマウスの各Agoサブファミリータンパク質に対するモノクローナル抗体シリーズを取り揃えており、それらの抗体を用いた免疫沈降法キットシリーズ、microRNAや標的mRNAをクローニングするキットをラインナップしています。これらのツールを用いることにより細胞、組織などに存在するRISCに含まれているmicroRNAとmRNAを総合的に解析することができ、また、血液中に存在するAgo結合型microRNAの解析などにも利用することができます。 イメージ イメージ


References
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製品シリーズの概要

弊社では、ヒトとマウスの各Agoサブファミリータンパク質に対するモノクローナル抗体、それらの抗体を用いた免疫沈降法(Ago IP法)をベースにしたmicroRNA Isolation Kitシリーズ、サンプルからtotal RNAを簡単に回収するISOGEN®シリーズやmicroRNA Extractor® SP Kitをラインナップしており、目的に応じて様々なサンプルから microRNAを含む画分を精製することができます。さらに、精製したmicroRNAや標的mRNAのクローニング、マイクロアレイ受託解析なども提供しており、microRNAの単離から解析までの実験を強力にサポートしています。 イメージ

Ago免疫沈降法の概要

弊社では、ヒトとマウスの各Agoサブファミリータンパク質に対するモノクローナル抗体を取り揃えており、それらの抗体を用いた免疫沈降法(Ago IP法)をベースにしたキットのmicroRNA Isolation Kitシリーズを提供しています。これらのツールを用いることで、通常のtotal RNA精製では得られない下記のような3つのメリット(P6,P7,P8掲載)が得られます。



メリット1 → RISCに取り込まれた成熟microRNAを濃縮できる

Ago IP法によって得られるRNA画分にはRISCに取り込まれた成熟microRNAが濃縮されるため、マイクロアレイや次世代シークエンス解析においてmicroRNAの検出感度を上げ、他の RNAの非特異検出を抑えることができます。


例:Hala細胞のAgo IP RNA画分と total RNA画分のポピュレーション比較

HeLa細胞から各Agoサブファミリータンパク質(Ago1, 2, 3, 4)を特異的に認識するモノクローナル抗体を用いて免疫沈降したRNA(Ago IP RNA画分)と、ISOGEN®(AGPC法)を用いて調製したtotal RNA画分に含まれるmicroRNAのポピュレーションをマイクロアレイ解析(東レ 3D-Gene®)により比較した(図1)。結果、多くの microRNAは、total RNA画分に比べ各Ago IP RNA画分に濃縮されており(Ago4 IP RNA画分を除く)、より強いシグナルとして検出された(図2)。また、total RNA画分には強く検出されるがAgo IP RNA画分ではほとんど検出されないmicroRNAが存在しており、total RNA画分中にはRISCに取り込まれていないmicroRNAも検出されていることが示された。

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メリット2 → RISCに結合した標的mRNAを濃縮できる

Ago IP法によって得られるRNA画分には、microRNAの標的mRNAが濃縮されるため、cDNAクローニング、定量PCR、マイクロアレイ、次世代シークエンス解析などによる標的 mRNAの解析に利用することができます。


例:肝臓特異的なmicroRNA(miR-122)の標的mRNAの濃縮

miR-122低発現の肝がん細胞株であるHepG2細胞に、人工合成したmiR-122またはコントロールのルシフェラーゼsiRNA(Luc siRNA)を導入し、各細胞から抗ヒトAgo2モノクローナル抗体(4G8)により調製したAgo2 IP RNA と、ISOGENを用いて調製したtotal RNAを取得した。各細胞に含まれるAgo2 IP RNAとtotal RNA中のmiR-122 の標的mRNA(標的の1つであるAldo A mRNA量をGAPDH mRNA量で補正)量を定量PCR法で比較した(図1)。結果、miR-122導入細胞ではtotal RNA画分中のAldo A mRNA量はRISCによる分解を受けることで減少していたが、Ago2 IP RNA画分では濃縮され増加していることが示された(図2)。

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メリット3 → 血液中遊離Agoタンパク質に結合したmicroRNAを濃縮できる

血液中にはエクソソーム内包型microRNA、HDL結合型microRNA、Agoタンパク質結合型 microRNAなどが存在することが知られている。Ago免疫沈降法を用いることにより、Agoタンパク質結合型microRNAを特異的に単離でき、新規バイオマーカーの探索などに利用することができます。


例1:ヒト血漿からAgo2タンパク質結合型microRNAの単離

健常人プール血漿から抗Ago2モノクローナル抗体(4G8)を用いて免疫沈降したAgo2 IP RNAとmicroRNA Extractor® SP Kitを用いて調製したtotal RNA中に含まれるmicroRNA(任意な12種類)を定量PCR法(Ct値)で比較した(図1)。結果、total RNA中に検出されたmicroRNAの多くはAgo2 IP RNA画分でも検出され、中でもmiR- 22やmiR-92aなどはAgo2 IP RNA画分に高濃縮されている(total RNAに対するAgo2 IP RNAのCt値が低い)ことが示された(図2)。

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例2:ヒト血漿からの各Ago結合型microRNAの単離

健常人プール血漿から抗Ago1モノクローナル抗体(2A7)、抗Ago2モノクローナル抗体(4G8)、抗Ago3モノクローナル抗体(1C12)、抗Ago4モノクローナル抗体(2G7)を用いて免疫沈降した各RNA(Ago1, 2, 3, 4 IP RNA)に含まれるmicroRNA(miR-92a、miR-122)を定量PCR法(絶対定量)で比較した(図1)。結果、血漿中にはAgo2 IP RNA画分だけでなく、他のAgo IP RNA画分にもmicroRNAが存在し、肝臓特異的なmiR-122はAgo3 IP RNA画分に高濃縮されていることが示された(図2)。

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抗Ago モノクローナル抗体シリーズ

弊社では、ヒトとマウスの各Agoサブファミリータンパク質を認識する免疫沈降用とウェスタンブロット検出用のマウスモノクローナル抗体をラインアップしています。免疫沈降用抗体を用いることによりヒトおよびマウスサンプルから各Agoサブファミリータンパク質を特異的に免疫沈降することができ、各Agoタンパク質に結合したmicroRNAを取得できます。またウェスタンブロッティング用抗体を用いることで、免疫沈降により得られたタンパク質を検出確認できます。

抗 原 交差性 品 名 クローンNo. サブクラス 使用用途 濃 度
Ago1 ヒト、マウス 抗Ago1, モノクローナル抗体(2A7) 2A7 IgG2a・k IP, ICC, RIP 1.0mg/mL
抗Ago1, モノクローナル抗体(1F2) 1F2 IgG2a・k WB
Ago2 ヒト 抗ヒトAgo2, モノクローナル抗体 4G8 IgG1 IP, WB
ICC, RIP
マウス 抗マウスAgo2, モノクローナル抗体 2D4 IgG1 IP, WB
ICC, RIP
Ago3 ヒト 抗ヒトAgo3, モノクローナル抗体(1C12) 1C12 IgG1 IP, RIP
抗Ago3, モノクローナル抗体(6-107) 6-107 IgG1・k WB
マウス 抗マウスAgo3, モノクローナル抗体(mA3-S9) mA3-S9 IgG1・k IP, RIP
抗マウスAgo3, モノクローナル抗体(mA3-S11) mA3-S11 IgG1・k WB
Ago4 ヒト、マウス 抗Ago4, モノクローナル抗体(2G7) 2G7 IgG2b IP, RIP
抗Ago4, モノクローナル抗体(2B2) 2B2 IgG1 WB
Ago1-4 ヒト、マウス 抗Ago1-4, モノクローナル抗体(1G3) 1G3 IgG1 IP, WB


組換えAgoタンパク質の免疫沈降

ヒトとマウスの組換えAgoタンパク質(DYKDDDDKタグC末端融合体)を用いて、抗体の免疫沈降性能を評価した。抗Ago1, Ago2 , Ago3 , Ago4抗体は組換えAgoタンパク質をそれぞれ特異的に免疫沈降でき、抗Ago1-4抗体は全てのAgoサブファミリータンパク質を免疫沈降することができた。

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組換えAgoタンパク質のウェスタンブロット検出

ヒトとマウスの組換えAgoタンパク質(DYKDDDDKタグC末端融合体)を用いて抗体のウェスタンブロット検出性能を評価した。結果、抗Ago1, Ago2 , Ago3 , Ago4抗体は組換えAgoタンパク質をそれぞれ特異的に検出でき、抗Ago1-4抗体は全てのAgoサブファミリータンパク質を検出できた。

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内在性Agoタンパク質の免疫沈降とウェスタンブロット検出

ヒトK562細胞から抗ヒトAgo抗体を用いて、マウスP388D1細胞またはマウス肺組織から抗マウスAgo抗体を用いて内在性Agoタンパク質を免疫沈降し、ウェスタンブロットで検出した。結果、抗Ago1, Ago2 , Ago3 , Ago4抗体は内在性Agoタンパク質をそれぞれ特異的に免疫沈降およびウェスタンブロットで使用でき、抗Ago1-4抗体は内在性Ago1, Ago2 , Ago3を免疫沈降することができた。

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microRNA Isolation Kitシリーズ

弊社では、Ago免疫沈降からRNA精製までの一連の操作をより簡便に行うことができる「microRNA Isolation Kit」シリーズを提供しています。本キットシリーズを用いることにより、ヒトとマウスの細胞・組織からAgoタンパク質結合microRNAおよび標的mRNAを簡便に回収でき、また、培養上清・血清・血漿から遊離Agoタンパク質結合microRNAも回収できます。回収したRNAは定量PCR、マイクロアレイ、次世代シークエンス解析など様々なアプリケーションに使用できます。本キットシリーズには磁気ビーズを採用したMagCapture™ microRNA Isolation Kitとシリカベースのビーズを採用した計8種類のキットがラインアップされています。

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MagCapture™ microRNA Isolation Kit(磁気ビーズタイプ)

抗ヒトAgo2抗体(4G8)、抗マウスAgo2抗体(2D4)、抗Ago1-4抗体(1G3)を固定化した磁気ビーズが含まれる3種類のキットと、任意の抗体を固定化できるProtein G磁気ビーズが含まれるキットの計4種類がラインアップされています。これらのキットは全て磁気ビーズを採用しており、より簡便に再現性良く免疫沈降操作を行うことができます。また免疫沈降後のRNA精製ステップでは、高純度なRNAが得られるスピンカラム法を採用しており、さらに抗Ago抗体固定化磁気ビーズを含む3種類のキットではより簡便なワンステップ法を採用することができます。



キット内容(例: Human Ago2, 10回用)

  1. Anti-Human Ago2 Magnetic Beads Solution・・600μL×1本
  2. Cell Lysis Solution・・・・・・・・・・・・・・20mL×1本
  3. Washing Solution for IP・・・・・・・・・・・ 40mL×1本
  4. Elution Solution I for IP・・・・・・・・・・・ 500μL×1本
  5. Elution Solution II for IP・・・・・・・・・・・500μL×1本
  6. Binding Solution for Spin Column・・・・・・・2mL×1本
  7. Binding Enhancer for Spin Column・・・・・・100μL×1本
  8. Washing Solution I for Spin Column・・・・・3mL×1本
  9. Washing Solution II for Spin Column・・・・ 4mL×1本
  10. Elution Solution for Spin Column・・・・・・ 1mL×1本
  11. Spin Column/Collection Tube・・・・・・・・10本s

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製 品 名 使用抗体
クローンNo.
対応動物種 対応サンプル 回収RNA IP B/F 分離法 RNA 精製法
MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Human Ago2 4G8 ヒト、サル、イヌ 細胞/ 組織
血清/ 血漿
microRNA and
標的 mRNA
磁気分離 スピンカラム法
ワンステップ法
MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Mouse Ago2 2D4 マウス、ラット、イヌ
MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Ago 1-4 1G3 ヒト、サル、イヌ,
マウス、ラット
microRNA
MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Protein G 任意に選択 使用抗体に依存 細胞/ 組織 使用抗体による スピンカラム法


MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Human Ago2 使用例(ヒト)

ヒト細胞株からのmicroRNA回収

本品(MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Human Ago2)を用いて、ヒトK562細胞(1×107 cells)から取得したmicroRNAを変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動法(銀染色)で確認した(図1)。結果、本品によって高純度なmicroRNAが取得できることが示された。また、従来品(microRNA Isolation Kit, Human Ago2)を用いて取得したmicroRNA量との比較を定量PCR法(miR-92a量)により行った(図2)。結果、本品のスピンカラム法は従来品とほぼ同等のmicroRNA回収性能を示し、さらに、ワンステップ法では従来品よりも良好なmicroRNA回収性能を示した。

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ヒト血漿からの遊離Ago2タンパク質結合microRNAの回収

健常人プール血漿200μLから本品および従来品を用いて取得したmicroRNA量を定量PCR法(miR-92a量)により比較した。結果、本品のスピンカラム法は従来品とほぼ同等のmicroRNA回収性能を示し、さらに、ワンステップ法では従来品よりもmicroRNA回収量が多いことが示された(図3)。

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microRNAの標的mRNA回収

miR-122低発現の肝がん細胞株HepG2細胞(5×105 cells)に、人工合成したmiR-122またはコントロールのルシフェラーゼsiRNA(Luc siRNA)を導入し、本品および従来品を用いて調製したAgo2 IP RNAと、ISOGEN®を用いて調製したtotal RNAを取得した。各RNA中に含まれるmiR-122量(図4)とその標的mRNA(標的の1つのAldo A mRNA量をGAPDH mRNA量で補正)量を定量PCR法で比較した(図5)。結果、従来品と同様に本品によって取得されたRNA中には、miR-122と共にAldo A mRNAが濃縮されており、本品によってmicroRNAの標的mRNAが取得できることが示された。一方、ISOGEN®を用いて取得したtotal RNA中のAldo A mRNAはmiR-122の増加にともなう分解によって減少していることが示された。

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MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Mouse Ago2 使用例(マウス)

マウス細胞株からのmicroRNA回収

本品(MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Mouse Ago2)を用いて、マウスP388D1細胞(2×107 cells)から取得したmicroRNAを変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動法(銀染色)で確認した(図1)。結果、本品によって高純度なmicroRNAが得られることが示された。また、従来品(microRNA Isolation Kit, Mouse Ago2)を用いて取得したmicroRNA量との比較を定量PCR法(miR-92a量)により行った(図2)。結果、本品のスピンカラム法は従来品とほぼ同等のmicroRNA回収性能を示し、さらにワンステップ法では従来品よりも良好なmicroRNA回収性能を示した。

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ラット血漿からの遊離Ago2タンパク質結合microRNAの回収

ラット血漿200μLから本品および従来品を用いて取得したmicroRNA量を定量PCR法(miR-92a量)により比較した。結果、本品のスピンカラム法は従来品とほぼ同等のmicroRNA回収性能を示し、さらに、ワンステップ法では従来品よりもmicroRNA回収量が多いことが示された(図3)。

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図3. マウス血漿から精製したmicroRNA回収量の比較



MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Ago 1-4 使用例(ヒト)

Ago1-4結合microRNAの回収

HeLa細胞から各Ago1, Ago2, Ago3, Ago4特異的抗体を用いて免疫沈降した各RNA画分をマイクロアレイ解析(3D-Gene®、東レ)した結果、miR-22とmiR-16はAgo2に多く取り込まれていることが示され、一方でmiR-1260b, miR-4286は、Ago1, Ago3, Ago4に多く取り込まれていることが示された(表1)。
この解析結果を踏まえ、本品(MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Ago1-4)を用いることで従来品(microRNA Isolation Kit, Human Ago2)では困難であったAgo1, Ago3, Ago4に多く取り込まれているmicroRNAの回収が可能であるか検証を行った。

  シグナル強度 シグナル比
Name Ago1 IP Ago2 IP Ago3 IP Ago4 IP Ago2/Ago1 Ago2/Ago3 Ago2/Ago4
hsa-miR-22 3521.4 21696.5 3771.2 292.4 6.16 5.75 74.20
hsa-miR-16 6886.3 28527.2 5013.4 582.5 4.14 5.69 48.97
hsa-miR-1260b 2060.3 540.9 1270.6 1977.9 0.26 0.43 0.27
hsa-miR-4286 678.8 202.4 2019.2 471.2 0.30 0.10 0.43

表1. マイクロアレイ解析結果

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ヒトおよびマウス細胞株からのmicroRNA回収

ヒトK562細胞(1×107 cells)およびマウスP388D1細胞(2×107 cells)から本品と従来品(microRNA Isolation Kit, Human Ago2またはMouse Ago2)を用いて取得したmicroRNA量を定量PCR法(miR-92a量)により比較した。結果、本品は従来品と同程度以上のmicroRNAが取得できることが示された(図2,3)。

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ヒトおよびラット血漿からの遊離Ago結合microRNAの回収

ヒトおよびラット血漿200µLから本品と従来品(microRNAIsolation Kit, Human Ago2またはMouse Ago2)を用いて取得したmicroRNA量を定量PCR法(miR-92a量)により比較した。結果、本品は従来品と同程度以上のmicroRNAが取得できることが示された(図4,5)。

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各種動物細胞株からのmicroRNAの回収

2×106 cellsのK562細胞(ヒト)、COS-7細胞(サル)、MDCK細胞(イヌ)、P388D1細胞(マウス)、SCC-131 細胞(ラット)からMagCapture™microRNA Isolation Kit, Human Ago2、Mouse Ago2、Ago1-4用いて取得 した免疫沈降画分中のmicroRNA量と各種細胞からISOGEN®を用いて取得したtotal RNA画分中のmicroRNA量を定量PCR法(miR-92a量)により測定した。各免疫沈降RNA画分に含まれるmiR-92a 量とtotalRNA画分に含まれるmiR-92a量の相対値を比較した結果、本品は全ての細胞種からmicroRNAが取得できることが示された(図6)。

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MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Protein G 使用例

ヒトおよびマウス細胞株からのmicroRNAの回収 (従来品との比較)
ヒトK562細胞(1×107cells)から本品(MagCapture™ microRNA Isolation Kit, ProteinG)と抗Ago1抗体(2A7)、抗ヒトAgo2抗体(4G8)、抗ヒトAgo3抗体(1C12)を用いて取得したmicroRNA量と、従来品(microRNA Isolation Kit, Human/Mouse Ago1、Human Ago2、Human Ago3)を用いて取得したmicroRNA量を定量PCR法(miR-92a量)により比較した(図1, 2, 3)。また、マウスP388D1細胞(2×107 cells)から本品と抗マウスAgo2抗体(2D4))を用いて取得したmicroRNA量と、従来品(microRNA Isolation Kit, Mouse Ago2)を用いて取得したmicroRNA量を定量PCR法(miR-92a量)により比較した(図4)。結果、本品と任意の抗Ago抗体を組み合わせて用いることにより、従来品と同程度以上のmicroRNAが取得できることが示された。







ヒトおよびマウス細胞株からの各種Agoタンパク質結合microRNAの回収
ヒトK562細胞(1×107cells)から本品と抗Ago1抗体(2A7)、抗ヒトAgo2抗体(4G8)、抗ヒトAgo3抗体(1C12)、抗Ago4抗体(2G7)を用いて取得したmicroRNA量を変性ポリアクリルアミド ゲル電気泳動と定量PCR(miR-92a量)により調べた(図5)。また、マウスP388D1細胞(2×107cells)から本品と抗Ago1抗体(2A7)、抗マウスAgo2抗体(2D4)、抗マウスAgo3抗体(S09)、抗Ago4抗体(2G7)を用いて取得したmicroRNA量を変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動と定量PCR(miR-92a量)により調べた(図6)。結果、本品と任意の抗Ago抗体を組み合わせて用いることにより、各Agoに結合したmicroRNAを取得できることが示された。

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microRNA Isolation Kit(シリカビーズタイプ)

microRNA Isolation Kitは抗Ago抗体固定化ビーズに低い非特異吸着性を特徴とするシリカベースのポリマービーズを採用しており、遠心分離をベースにした免疫沈降操作を行います。また、免疫沈降後のビーズからRNAを精製するステップではフェノール/クロロホルム精製(P/C法)およびエタノール沈殿を行い、RNAを精製します。抗Ago1抗体(2A7)、抗ヒトAgo2抗体(4G8)、抗マウスAgo2抗体(2D4)、抗ヒトAgo3抗体(1C12)を固定化したビーズが含まれる4種類のキットをラインアップしています。



キット内容(例: Human Ago2, 10回用)

  1. Anti-Human Ago2 Antibody Beads Solution
     500µL×1本
  2. Cell Lysis Solution
     50mL×1本
  3. Elution Solution
     500µL×1本
  4. Ethachinmate
     30µL×1本
  5. 3 mol/L Sodium Acetate
     400µL×1本

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製 品 名 使用抗体
クローンNo.
対応動物種 対応サンプル 回収RNA IP B/F 分離法 RNA 精製法
microRNA Isolation Kit, Human/Mouse Ago1 2A7 ヒト、マウス 細胞/ 組織 microRNA and
標的 mRNA
遠心分離 P/C 法
(フェノール/
クロロホルム法)
microRNA Isolation Kit, Human Ago2 4G8 ヒト、サル、イヌ
microRNA Isolation Kit, Mouse Ago2 2D4 マウス、ラット
microRNA Isolation Kit, Human Ago3 1C12 ヒト

キット使用例

microRNA Isolation Kit, Human Ago2 を用いて、5×106 cellsのヒト培養細胞株3種類(HeLa、HepG2、 HEK293)、およびマウス培養細胞株(P388D1)から精製したmicroRNA 画分をUrea-PAGEにより分離し、銀染色 (311-03961、CLEAR STAINAg、20枚用)によって検出した。その結果、ヒト培養細胞から特異的にmicroRNA が精製できた(図1)。また、microRNA Isolation Kit, Mouse Ago2を用いて、5×106 cellsのヒト培養細胞(HeLa)およびげっ歯類培養細胞株(P388D1、CHO、PC-12)から精製したmicroRNA画分を同様に銀染色によって検出した。その結果、3種のげっ歯類細胞株から特異的にmicroRNAが精製できた(図2)。

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Total RNA精製

microRNAエキストラクター® SPキット

本キットは、ヒトや動物の血清・血漿からmicroRNAを含むtotalRNAを抽出するキットです。
従来の抽出法で必要だったフェノール、クロロホルムなどの劇物を使用せずmicroRNAを高い収率で抽出できます。

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コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
295-71701 refrigeratormicroRNA Extractor® SP Kit 50回用 57,000
2016年2月より改定


ISOGEN®II

ISOGEN®II(アイソジェンII)は、動物組織および培養細胞からのtotal RNAおよびsmall RNA抽出用試薬です。
本品は、フェノールとグアニジンを含む均一な液体であり、細胞成分との相互作用により、シングルステップでRNA を単離できます。
従来法の試薬(ISOGEN®やISOGEN®-LS)のようにクロロホルムを用いた液相分離の必要がありません。


イメージ ISOGEN® およびISOGEN® IIをもちいて抽出したTotal RNAを、3D-Gene® Human miRNAOligochip(東レ株式会社)を使用して解析した。
その結果、ISOGEN® II がsmall RNA抽出に有効であることが示された。イメージ


コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
317-07363 refrigeratorISOGEN® II 10ml 9,000
311-07361 100ml 28,000


ISOGEN® ISOGEN®-LS

ISOGEN®またはISOGEN®-LSは、約1時間で無傷のRNAを高収率で単離できます。得られたRNAは、DNAやタンパク質の混入がほとんどなく、DNaseなどの処理をしなくてもそのままノーザン分析、ドットブロットハイブリダイゼーション等に用いることができます。(図1)

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Sample Yield
Tissue Mouse Liver
Spleen
Kidney
Skeletal
Brain
Placenta
6〜10 µg RNA/mg tissue
6〜10 µg RNA/mg tissue
3〜4 µg RNA/mg tissue
1〜1.5 µg RNA/mg tissue
1〜1.5 µg RNA/mg tissue
1〜4 µg RNA/mg tissue
ラットまたは下垂体または
ヒト肝針生検材料
4〜8 µg RNA/mg tissue
Plant Arabidopsisまたはtobacco 150〜200 µg RNA/0.5〜1 g weight tissue
Cultured cells Epithelial
Fibroblasts
8〜15 µg RNA/106 cell
5〜7 µg RNA/106 cell
Blood (ヒトまたは動物) 7〜15 µg RNA/mL blood


コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
315-02504 refrigeratorISOGEN® 10ml 5,600
317-02503 50ml 19,000
311-02501 100ml 28,000


コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
317-02623 refrigeratorISOGEN®-LS 10ml 5,600
311-02621 100ml 32,000

microRNA 解析ツール 電気泳動

SuperSep RNA, 15%, 17ウェル

イメージ 本品は、4mol/L尿素入りのポリアクリルアミドゲルです。Ready-to-useのプレキャストゲルですので、尿素の溶解やゲル作成の手間が省けます。アクリルアミド濃度は15%です。

イメージ

コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
194-15881 refrigeratorSuperSep&tre RNA, 15%, 17well 5枚 14,000


R-Mark™ small RNA Marker(20-50nt)

4種類の一本鎖RNA(20,30,40,50nt)からなる低分子RNA用マーカーです。RNA用ローディングバッファーと混合し、使用してください。

イメージ

  • 推奨使用量 1µL/Lane(50回)
  • 組成 Water(RNase free)
  • 総RNA量 112.5µg/mL
  • 各バンドのRNA量/µL
  • 20nt(37.5ng),30nt,40nt,50nt(各25ng)

コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
182-02711 freezeR-Mark™ small RNA Marker 50μl 20,000


CLEAR STAIN Ag

CLEAR STAIN Agは、核酸(DNA、RNA)専用に開発された銀染色キットで、ポリアクリルアミドゲル電気泳動後の核酸を高感度にかつ低いバックグラウンドで検出できます。臭化エチジウム染色の50〜100倍の感度(302nmで測定した場合)を持っており、バンドあたり20〜50pgのDNAが検出可能です。

キット内容(140×140×1mm 6%ポリアクリルアミドゲル 20枚分)

  1. 固定液(×20) : CTAB、エタノ−ル, 200 ml
  2. アンモニア溶液(×20) : アンモニア, 200 ml
  3. 染色液A(×20) : 硝酸銀, 200 ml
  4. 染色液B(×20) : 水酸化ナトリウム、アンモニア, 200 ml
  5. 現像液A(×10) : 炭酸ナトリウム, 200 ml×2 (10倍濃度)
  6. 現像液B(×20) : ホルムアルデヒド、チオ硫酸ナトリウム, 200 ml
  7. 保存液(×20) : グリセロ−ル、酢酸, 200 ml
  8. 製品マニュアル

イメージ

  • サンプル : Marker 9 (φX174/Hin f I digest)
  • サンプル量 : 左からLaneあたり500, 250, 125, 63, 32, 16, 8, 4,
    2, 1, 0.5, 0.25ng
  • バッファ− : TBE buffer
  • ゲルサイズ : 140×140×1mm (6% ポリアクリルアミドゲル)


コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
311-03961 Clear Stain Ag 20枚用 35,000


5×TBE

  • 組成
  • 0.445 mol/L Tris-borate, 10 mmol/L EDTA

  • 保存
  • 室温

  • 備考
  • <希釈度の目安>
    アガロースゲル電気泳動:10倍希釈
    ポリアクリルアミドゲル電気泳動:5倍希釈



コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
318-90041 5×TBE 1,000ml 9,000

電気泳動関連製品使用例

 ヒトK562細胞(1×107 cells)からMagCapture™ microRNA Isolation Kit, Human Ago1-4を用いて取得したRNA画分をSuperSep RNA, 15% , 17ウェルを用いて変性ポリアクリルアミド電気泳動を行い、CLEAR STAIN Agを用いて銀染色による検出を行った。結果、取得したRNA画分中に約22塩基のmicroRNAを検出することができた。

イメージ Lane 1: R-Mark™ Small RNA Marker 1/50希釈液1μL
Lane 2: Control siRNA duplex, Firefl y Luciferases GL3(22mer) 0.5ng
Lane 3: MagCaputure™ マイクロRNAアイソレーションキット, Ago1-4 スピンカラム法
Lane 4: MagCaputure™ マイクロRNAアイソレーションキット, Ago1-4 スピンカラム法


ゲル : SuperSep™ RNA, 15%, 17well
泳動バッファー : 0.5×TBE Buffer
電気泳動 : 10mA定電流、75分
染色 : CLEAR STAIN Ag (染色時間:60分、現像時間:5分)

microRNA 解析ツール cDNAクローニング

microRNA Cloning Kit Wako

microRNA Cloning Kit Wako は、熱による不活性化が容易なエビ由来アルカリホスファターゼ(SAP)の脱りん酸反応と、一本鎖DNA・RNA を高効率に連結可能な耐熱性リガーゼ(別売)によるアダプターライゲーション反応とを、同一の溶液中で反応させることが可能な独自の緩衝液を用います。これによって、簡便かつ高効率なアダプターライゲーションが可能になり、microRNA を容易にcDNA 化することが可能になりました。



特長

  1. 耐熱性リガーゼによる高効率で正確なアダプターライゲーションが可能
  2. 二次構造を形成するmicroRNA のクローニングに最適
  3. RNA操作が少なく1.5日でmicroRNAをコードするcDNAが作製可能

キット内容(8回用)

  1. SAP・・・・・・・・・・・・・・・16μl
  2. 5×SAP Buffer・・・・・・・・・・ 64μl
  3. 40×Ligation Buffer・・・・・・・ 16μl
  4. RNase Inhibitor・・・・・・・・・16μl
  5. 10mmol/L MnCl2・・・・・・・・ 16μl
  6. Reverse Transcriptase・・・・・・ 8μl
  7. 10×RT Buffer・・・・・・・・・・16μl
  8. dNTP Mixture・・・・・・・・・ 112μl
  9. 0.5 mol/L EDTA, pH8.0・・・・・ 16μl
  10. 1mol/L Tris-HCl, pH7.5・・・・160μl
  11. Ethachinmate・・・・・・・・・ 24μl
  12. 10mol/L Ammonium Acetate・・・960μl
  13. 3'Adaptor(50pmol/μ L)・・・・・ 8μl
  14. 5'Adaptor(50pmol/μ L)・・・・・ 8μl
  15. RT Primer(50pmol/μ L)・・・・・ 8μl
  16. 5'PCR Primer(50pmol/μ L)・・・ 16μl
  17. 3'PCR Primer(50pmol/μ L)・・・ 16μl
  18. Control RNA(30ng/μ L)・・・・・ 8μl


microRNA Cloning Kit Wako には、他社(EPICENTRE)から別売のSingle Strand DNA Ligase, Thermostable, recombinant,Solutionをご使用ください。Buffer組成、および反応条件はすべてこの酵素に最適化しております。本酵素は、ATP依存性でDNAとRNAの両方のライゲーション反応に使用できます。また、最適反応温度が55〜65℃ですので、T4 RNA リガーゼと比較してmicroRNAとアダプターのライゲーション効率を大幅に改善できます。

原理

イメージ


コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
290-66501 freezemicroRNA Cloning Kit Wako 8回用 87,000
2016年2月より改定


Target mRNA Cloning Kit Wako

Target mRNA Cloning Kit Wako は微量mRNA をcDNA 増幅するキットです。



Principles

イメージ

キット内容(10回用)

  1. dT(20)-RT Primer(20pmol/μL)・・・・・・・・・・10μL×1本
  2. 10×RT Buffer・・・・・・・・・・・・・・・・・・20μL×1本
  3. dNTP Mixture Solution (2.5mmol/l each)・・・・・20μL×1本
  4. RNase Inhibitor(20U/μL)・・・・・・・・・・・・・10μL×1本
  5. Reverse Transcriptase(200U/μL)・・・・・・・・・10μL×1本
  6. 0.5 mol/L EDTA Solution・・・・・・・・・・・・・20μL×1本
  7. 1mol/L Tris-HCl Solution・・・・・・・・・・・・・200μL×1本
  8. Ethachinmate・・・・・・・・・・・・・・・・・・30μL×1本
  9. 10mol/L Ammonium Acetate Solution・・・・・・480μL×1本
  10. 2nd Strand Synthesis Primer(20pmol/μL)・・・・10μL×1本
  11. 5' PCR Primer(20pmol/μL)・・・・・・・・・・・10μL×1本
  12. 3' PCR Primer(20pmol/μL)・・・・・・・・・・・10μL×1本
  13. 5' Colony PCR Primer(5pmol/μL)・・・・・・・・960μL×1本
  14. 3' Colony PCR Primer(5pmol/μL)・・・・・・・・960μL×1本


コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
298-68001 freeze標的 mRNA Cloning Kit Wako 10回用 60,000

microRNA 解析ツール マイクロアレイ解析

東レ3D-Gene®

RNAサンプルをお送りいただき、ご希望の種類の3D-Gene®でメッセンジャーRNAやマイクロRNA等の遺伝子発現状態を解析し、結果をご返却するサービスです。解析データからの統計・生物学的解析サービスについてもご相談いただけます。

  • 従来に比べて高感度化・高再現性・高正確性を実現
  • 黒色樹脂・プローブ搭載部の柱状構造による低ノイズ化
  • 表面ナノレベル修飾によるオリゴDNA プローブの高密度固定
  • マイクロビーズ攪拌によるハイブリダイゼーション反応促進
イメージ
イメージ 3D-Gene®の特長により、低発現遺伝子、microRNAの解析や微量検体、血液、FFPE(ホルマリン固定パラフィン包埋)からのRNAサンプルの解析に最適です。
※血液・FFPEはRNA抽出から承ります。
解析方法 ヒト全遺伝子型 マウス全遺伝子型 ラット全遺伝子型 miRNAチップ カスタムチップ
DNAチップ DNAチップ DNAチップ ヒト、マウス、ラット (作製、解析受託)
2色法 -
1色法

※ microRNAチップは1色法のみとなります。 ※ FFPE(ホルマリン固定パラフィン包埋)サンプル、血液サンプルの場合は、別途ご相談ください。



■ サンプル

サンプル Total RNA 組織・細胞
サンプル量 2μg以上 別途、お問い合わせください。
サンプル濃度純度 0.5 μg/μL 以上(推奨)
OD260/OD280=1.8〜2.0

■ 納期 通常、サンプル到着後1ヶ月以内ですが、サンプルの品質によって納期は変動します。ご了承ください。
■ 価格 お問い合せください。
■ ご注文方法
 和光純薬工業のホームページよりお問い合わせください。
 和光純薬工業のホームページ(http://www.wako-chem.co.jp) → 試薬 → 受託サービス → マイクロアレイ解析 → 3D-Gene®


■ 注意事項

  • RNA の抽出方法は推奨するキットをご利用ください。
  • 遺伝子発現解析とmicroRNA 解析では推奨するキットが異なりますのでご注意ください。
  • RNA サンプルはDNase-RNase フリー水に溶解の上、必ず凍結状態で、冷凍便にてご送付ください(あらかじめご相談させて頂いた日時指定でご送付ください)。なお輸送時のトラブルに関し、当社はその責任を負いかねます。
  • 感染性の高いサンプルはお受けできない場合がございます。ご了承ください。
  • ご依頼いただくサンプルがヒトサンプルの場合、サンプル提供者のインフォームドコンセントを得てください。
  • お預かりできるサンプルは、文部科学省が「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(通称:カルタヘナ法)」にて定めるP1 レベルのものに限らせていただきます。
  • サンプルは原則としてご返却いたしかねますので、ご了承ください。
  • 本受託解析は研究以外の目的(医療診断や医療用品・食品の製造・検査など)には使用しないでください。

採用論文リスト

hAgo2(4G8) MAb
Cell. 2014 Jan 16;156:146-157.
Inefficient SRP interaction with a nascent chain triggers a mRNA quality control pathway.
microRNA Isolation Kit human / mouse Ago1, and human Ago2
Nucleic Acids Research , 2014,1-13.
Novel functional small RNAs are selectively loaded onto mammalian Ago1.
microRNA Cloning Kit Wako, ssDNA Ligase, thermostable
Mol Cell. 2011 Nov 4;44(3):424-36.
MCPIP1 Ribonuclease Antagonizes Dicer and Terminates MicroRNA Biogenesis through Precursor
MicroRNA Degradation.
Suzuki HI, Arase M, Matsuyama H, Choi YL, Ueno T, Mano H, Sugimoto K, Miyazono K.
Ago1(2A7), hAgo2(4G8), hAgo3(1C12) MAb
RNA Biol. 2011 Jan 1;8(1).
Deep-sequencing of human Argonaute-associated small RNAs provides insight into miRNA sorting and
reveals
Argonaute association with RNA fragments of diverse origin.
Burroughs AM, Ando Y, Hoon ML, Tomaru Y, Suzuki H, Hayashizaki Y, Daub CO.,
hAgo2(4G8) MAb
PNAS 2011 Mar 29.
MicroRNA let-7 establishes expression of {beta}2-adrenergic receptors and dynamically down-regulates
agonist-promoted down-regulation.
Wang WC, Juan AH, Panebra A, Liggett SB.
mAgo2(2D4) MAb
EMBO J . 2011 March 2; 30(5): 823–834.
Small RNA-mediated regulation of iPS cell generation
Zhonghan Li,Chao-Shun Yang, Katsuhiko Nakashima, and Tariq M Rana
mAgo2(2D4) MAb
Molecular Pharmacology March 22, 2011
RISC bound siRNA is a determinant of RNAi mediated gene silencing in mice.
Wei J, Jones J, Kang J, Card A, Krimm M, Hancock P, Pei Y, Ason B, Payson E, Dubinina N, Cancilla M,
Stroh M, Burchard J, Sachs A, Hochman J, Flanagan WM, Kuklin N.
mAgo2(2D4) MAb
Nature structural & molecular biology 2011, 18, 2, Feb
Genome-wide identi­ cation of Ago2 binding sites from mouse embryonic stem cells with and without
mature microRNA.
Leung AK, Young AG, Bhutkar A, Zheng GX, Bosson AD, Nielsen CB, Sharp PA.
Ago1(2A7), hAgo2(4G8), hAgo3(1C12) MAb
microRNA Isolation Kit, Ago1, Human Ago2 and Human Ago3

Genome Res. August 18, 2010
A comprehensive survey of 39 animal miRNA modi­ cation events and a possible role for 39 adenylation
in modulating miRNA targeting effectiveness.
Burroughs AM, Ando Y, de Hoon MJ, Tomaru Y, Nishibu T, Ukekawa R, Funakoshi T, Kurokawa T,
Suzuki H, Hayashizaki Y, Daub CO.
hAgo2(4G8) MAb
Nucleic Acids Research , 2009, 1–13
Expanded RNA-binding activities of mammalian Argonaute 2.
Tan GS, Garchow BG, Liu X, Yeung J, Morris JP 4th, Cuellar TL, McManus MT, Kiriakidou M.

hAgo2(4G8) MAb
Nature structural & molecular biology 2009 Dec 16;12:1259
Distinct passenger strand and mRNA cleavage activities of human Argonaute proteins.Wang B, Li S, Qi
HH, Chowdhury D, Shi Y, Novina CD
microRNA Isolation Kit, Human Ago2
BIOLOGY OF REPRODUCTION 2009 81, 717–729
Human Villous Trophoblasts Express and Secrete Placenta-Speci­ c MicroRNAs into Maternal Circulation
via Exosomes.
Luo SS, Ishibashi O, Ishikawa G, Ishikawa T, Katayama A, Mishima T, Takizawa T, Shigihara T, Goto T,
Izumi A, Ohkuchi A, Matsubara S, Takeshita T, Takizawa T.
hAgo2(4G8) MAb
BMC Research Notes 2009, 2:169
A useful approach to total analysis of RISC-associated RNA.
Hayashida Y, Nishibu T, Inoue K, Kurokawa T.
hAgo2(4G8) MAb
RNA 2009, 15:1078–1089
Mammalian GW182 contains multiple Argonaute-binding sites and functions in microRNA-mediated
translational repression.
Takimoto K, Wakiyama M, Yokoyama S.
mAgo2(2D4) microRNA Isolation Kit, Human Ago2
Reproduction 2008 Dec;136(6):811-22.
MicroRNA (miRNA) cloning analysis reveals sex differences in miRNA expression pro­ les between adult
mouse testis and ovary.
Mishima T, Luo SS, Ishibashi O, Kawahigashi Y, Mizuguchi Y, Ishikawa T, Mori M, Kanda T, Goto T,
Takizawa T.
hAgo2(4G8) MAb
Methods Mol Biol. 2008;442:29-43.
In vitro RNA cleavage assay for Argonaute-family proteins.
Miyoshi K, Uejima H, Nagami-Okada T, Siomi H, Siomi MC.
hAgo2(4G8) MAb
Nature , 2008 Sep 18;455(7211):421-4.
Prolyl 4-hydroxylation regulates Argonaute 2 stability.
Qi HH, Ongusaha PP, Myllyharju J, Cheng D, Pakkanen O, Shi Y, Lee SW, Peng J, Shi Y.
hAgo2(4G8) MAb
PNAS 2008 June 10, vol. 105 no. 23 7964–7969
Characterization of endogenous human Argonautes and their miRNA partners in RNA silencing.
Azuma-Mukai A, Oguri H, Mituyama T, Qian ZR, Asai K, Siomi H, Siomi MC.
hAgo2(4G8) MAb
J Hepatol. 2009 Mar;50(3):453-60. Epub 2008 Jul 9.
Regulation of the hepatitis C virus genome replication by miR-199a.
Murakami Y, Aly HH, Tajima A, Inoue I, Shimotohno K.


and others...........

価格表

microRNA研究用 その他試薬

コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
317-07363 refrigerator ISOGEN ® II 10ml 9,000
311-07361 100ml 28,000
315-02504 refrigeratorISOGEN ® 10ml 5,600
317-02503 50ml 19,000
311-02504 100ml 28,000
317-02623 refrigerator ISOGEN ® -LS 10ml 5,600
311-02621 100ml 32,000
314-07513 refrigerator ISOGEN ® with Spin Column 10回用 16,000
318-07511 60回用 40,000
194-15881 refrigeratorSuperSep™ RNA, 15%, 17well 5枚 14,000
182-02711 freeze R-Mark™ small RNA Marker 50μl 20,000
311-03961 CLEAR STAIN Ag 20枚用 35,000
318-90041 5×TBE 1,000ml 9,000


microRNA研究用 モノクローナル抗体

コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
018-22401 refrigerator Anti Ago1, Monoclonal Antibody(1F2) 50μl 30,000
015-22411 refrigerator Anti Ago1, Monoclonal Antibody(2A7) 50μl 30,000
011-22033 refrigerator Anti Human Ago2, Monoclonal Antibody(4G8) 50μl 30,000
015-22031 100μl 50,000
014-22023 refrigerator Anti Mouse Ago2, Monoclonal Antibody(2D4) 50μl 30,000
018-22021 100μl 50,000
018-23241 refrigerator Anti Human Ago3, Monoclonal Antibody(1C12) 50μl 30,000
010-23821 refrigerator Anti Human Ago3, Monoclonal Antibody(6-107) 50μl 30,000
013-25491 -80 degree C Anti Mouse Ago3, Monoclonal Antibody(mA3-S11) 50μl 30,000
016-25501 -80 degree C Anti Mouse Ago3, Monoclonal Antibody(mA3-S9) 50μl 30,000
012-24741 -80 degree C Anti Ago4, Monoclonal Antibody(2B2) 50μl 30,000
019-24751 -80 degree C Anti Ago4, Monoclonal Antibody(2G7) 50μl 30,000
012-25581 -80 degree C Anti Ago1-4, Monoclonal Antibody(1G3) 200μl 40,000
018-25583 1ml 160,000
016-25584 5ml 照会
017-23451 freeze Anti PIWIL1, Monoclonal Antibody(2C12) 100μl 30,000
018-23981 freeze Anti Human PIWIL2, Monoclonal Antibody(1A12) 50μl 30,000
015-23991 freeze Anti Human PIWIL2, Monoclonal Antibody(3C4) 50μl 30,000


microRNA研究用 試薬キット

コードNo. 品 名 容 量 希望納入価格(円)
295-71701 refrigerator microRNA Extractor ® SP Kit 50回用 57,000
2016年2月より改定
290-66501 freeze microRNA Cloning Kit Wako 8回用 87,000
2016年2月より改定
298-68001 freeze 標的 mRNA Cloning Kit Wako 10回用 60,000
291-70201 refrigerator microRNA Isolation Kit, Human/Mouse Ago1 10回用 60,000
292-66701 refrigerator microRNA Isolation Kit, Human Ago2 10回用 45,000
292-67301 refrigerator microRNA Isolation Kit, Mouse Ago2 10回用 56,000
2016年2月より改定
297-70301 refrigerator microRNA Isolation Kit, Human Ago3 10回用 60,000
295-74001 refrigerator MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Human Ago2 10回用 45,000
297-74201 refrigerator MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Mouse Ago2 10回用 45,000
293-74801 refrigerator MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Ago 1-4 10回用 45,000
299-74401 freeze MagCapture™ microRNA Isolation Kit, Protein G 20回用 60,000



refrigerator・・・2〜10℃保存   freeze・・・-20℃保存   -80 degree C・・・-80℃保存   表示がない場合は室温保存です。
tokuteidoku・・・特定毒物   doku1 doku2・・・毒物   geki1 geki2 geki3・・・劇物   dokuyaku・・・毒薬   gekiyaku・・・劇薬   kiken・・・危険物   kouseishinnyaku・・・向精神薬
kashin1・・・化審法 第一種特定化学物質   kashin2・・・化審法 第二種特定化学物質
kahei1・・・化学兵器禁止法 第一種指定物質   kahei2・・・化学兵器禁止法 第二種指定物質
tokumagenn・・・特定麻薬向精神薬原料   dokuso・・・国民保護法   kakuseizai・・・覚せい剤取締法   cartagena・・・カルタヘナ   dai・・・・ダイオキシン類

*掲載内容は、本記事掲載時点の情報です。上記以外の法律および最新情報は、siyaku.com(http://www.siyaku.com/)をご参照下さい。

掲載されている試薬は、試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。製品コードをクリックするとSiyaku.comにリンクしますので、現在の価格、在庫はそちらからご確認下さい。


和光純薬工業株式会社

本社〒540-8605大阪市中央区道修町三丁目1番2号       TEL 06-6203-3741(代表)
東京本店〒103-0023東京都中央区日本橋本町二丁目4番1号 TEL 03-3270-8571(代表)
●九州営業所 092-622-1005(代) ●中国営業所 082-285-6381(代) ●東海営業所 052-772-0788(代)
●藤沢営業所 0466-29-0351(代) ●筑波営業所 0298-58-2278(代) ●東北営業所 022-222-3072(代)
●北海道営業所 011-271-0285(代)
E-mail: labchem-tec@wako-chem.co.jp URL: http://www.wako-chem.co.jp
フリーダイヤル: 0120-052-099 フリーファックス: 0120-052-806